日本の極一部の山岳地帯に、「サンカヨウ」と呼ばれる花が生息しています。
この花は、適度に露にさらされ低温高湿状態になった時のみに、花びらが透明になり、その様子はガラス細工のようにも見えます。
このペンダント照明は、その「サンカヨウ」からインスピレーションを得てデザインされています。
FIAM ITALIA
透明な花びらを現代的かつシンプルな形状で表現するため、オーガニックなテクスチャーを持つ3枚の板ガラスは、楕円形状の外形を持ちながら3次元的な曲面に加工されており、それらが互いに干渉しないようにわずかな空間を開けて配置されています。
この3枚のガラスが内側の光源を透過することにより、”透明な花”のような様々な自然条件が揃った時にしか見る事の出来ない、神秘的な自然の美しさを表現しています。
ガラス板を自在に3次元形状に曲げる事ができ、かつそこに精密なテクスチャーを入れ込む事ができる、FIAM Italiaの持つ板ガラスの加工技術をいかしたペンダントランプです。
“Tau”の名前の由来
Tau(タウ)は露、純粋なもの、みずみずしさ等を表すドイツの言葉です。その発音の親しみやすさからドイツ語を選びました。「サンカヨウ」が露にさらされ透明になる様が、この照明器具が意図する美しさであり、露に濡れたような、みずみずしい3次元テクスチャーガラス表現を持つプロダクトを象徴する名前です。