Kadou

Bonaldo  2013

このデザインの根底にある考え方は、日本の伝統ある洗練されたオブジェクトの要素を、近代的な素材や色を使いながら新しい価値として西洋のものとして転換するということです。日本には、まだまだ知られていないながらも長い時間をかけてその機能に基づいて自然に出来あがった伝統的なデザインというものが数多く存在し、それは現代のデザインの模範となりえます。
このコートハンガーは、日本の華道に見られる洗練された花器と植物のバランスをモチーフとしてデザインされています。特に多くみられる縦に細長い花器のプロポーションはコートハンガーのベースに反映され、フックの部分はランダムに見えながら構成の取れた植物を参考としており、その優美さを持ち合わせながら現代のインテリアに合ったデザインとなっています。ベース部分には、光源を配置することで照明器具として使用することも可能です。

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