このスツールは、ベーキングカップからインスピレーションを得てデザインされました。スツールとして、また、上下を反転させて置くことによりテーブルとしても使用することができます。多くのモノが目まぐるしい早さで製造、消費される社会の中で、特にパッケージのためのプロダクトというのは役目を終えるとすぐに捨てられることがほとんどですが、少し視点を変えて目をとめると美しいモノが数多く存在します。半透明のグラシン紙からできた波型の円錐形状を持ったベーキングカップもその一つであり、それをモチーフとした家具は、身近な存在になり得るとともに、何気ないモノに対して愛着を持つことの大切さを気づかせてくれると考えます。
